U-SAT


CanSat開発


About U-SAT

 U-SATプロジェクトは、実際の人工衛星開発技術の習得を目的に、学部2年生のみで構成されたチームによるCanSat(模擬人工衛星)開発プロジェクトです。 U-SATは東海大学学生ロケットプロジェクト(TSRP)が開発したハイブリッドロケットに搭載され、2017年8月、秋田県能代市で開催された第13回能代宇宙イベントにて打ち上げられました。

U-SAT外観
U-SAT内部


Mission

 能代宇宙イベントではミッションとして、地上局PC上で動作する自作の管制アプリケーション「U-Connect」を用いたU-SATの姿勢等のリアルタイム可視化を行いました。 U-SATはロケットから分離後に各種センサにより姿勢や現在位置など自身の状態を取得し地上局への送信を開始、受信したU-Connectではそのデータを元にU-SATを模した3Dモデルを回転させ、画面上で姿勢の再現を行いました。 U-Connectは「実衛星の運用を意識し、運用の円滑化を図る」ことをコンセプトとして開発を行い、U-SATの姿勢や現在位置の可視化のほかにもコマンド送信機能、インターネットを通じた遠隔管制機能も搭載しています。

U-Connect画面
U-SAT地上局


Result

ロケットのトラブルによりU-SATは正常に分離されませんでしたが、落下途中のU-SATからの通信は受信には成功し、姿勢の可視化をはじめとする各ミッションを行うことに成功しました。

ロケットに積み込み中のU-SAT
帰還したU-SAT