fabsat


衛星創りを気軽に楽しめる世界へ


 fabsatプロジェクトは2014年4月より「衛星創りを気軽に楽しめる世界へ」をコンセプトに東海大学衛星プロジェクト内のチームとして発足しました。


「趣味は衛星開発です!」
「夏休みに自由研究で衛星を打ち上げる!」


 こんなことが当たり前になるような未来の実現を目指し、「技術やコスト面でのハードルを下げる」「多くの人が衛星創りに参加できる仕組みを作る」を大きなテーマとして、衛星開発に取り組んでいます。 また、プロジェクトの活動は"オープン"をベースとして、積極的に技術やアイディアの公開し、外部の方からの様々なアイディアやフィードバックを取り入れつつ、活動を展開していきます。




fabsatで計画中のミッション


ミッション共有スペース(MSS)

ミッション共有スペース(MSS)

 ミッション共有スペース(MSS)は小学生から企業の方まで、一般のみなさんが製作した実験機器・センサー類をTSPの製作する衛星に搭載し宇宙で実験を実施するミッションです。
従来の大学衛星では、開発元の考えたミッション"のみ"を行うのが一般的でしたが、開かれた宇宙開発の在り方としてTSPでは"Satellite for Everyone!"の考えの基、 衛星のスペース・リソースの一部を外部に提供することを計画しています。現在は模擬衛星を利用し、ミッション共有スペース実現に向けての開発を進行中です。

LED推進機

新型電気推進機の実証実験

 超小型衛星はサイズの制約があり、推進機を搭載できません。これは衛星のデブリ化や低寿命化を引き起こします。
本学の航空宇宙学科航空宇宙学専攻では堀澤研究室と池田研究室が超小型衛星にも搭載できる新型推進機の研究を進めています。TSPでは新型推進機の宇宙での実証実証を将来的に実施したいと考えています。
推進機の詳細については各研究室のHPや発表論文などをご覧ください。



これまでの製作物(模擬人工衛星など)


fabsat1号機

fabsat1号機

 2014年に製作した模擬衛星です。「衛星×Web」をテーマに中高生とアイデアの創出を行い、Twitterとの連携機能を実装しました。東海大学学生ロケットプロジェクトが製作したロケットで打ち上げ実験を行い、センサから衛星の状態を検知し、自動通知を行うことに成功しました。

fabsat2号機

fabsat2号機

 2015年度に実衛星開発に向けての技術力向上を目的とした、衛星と地上局との通信テストを行うためのモデルです。2号機では、宇宙での使用実績のある通信機器を取り入れ、通信系、電源系、データ処理系の3系に焦点を当てての開発を行い、各系の技術的前進やノウハウの蓄積を行うことができました。

fabsat3号機

fabsat3号機

 2017年に製作した模擬衛星です。新しい系である「姿勢系」「構体系」という2系を加える、「通信系」「データ処理系」など既存の各系も加えた統合を行うという目的で開発された模擬衛星です。

fabsat4号機

fabsat4号機

鋭意開発中!