静電加速スラスタ
100w級ホールスラスタの開発
小型人工衛星の軌道・姿勢制御用ホールスラスタの研究開発を行っている.TAL(アノードレイヤー)型とSPT(マグネティックレイヤー)型の二つのスラスタモデルを設計を行い,磁場をより強力にすることで推進効率を上げることが出来ると考え,実験を行っている.
ホールスラスタ内部の2次元電位分布シミュレーション
ホールスラスタ内の物理現象は大まかなことはわかっているが,ミクロ的なところまでは把握されていない.その現象を磁場と電場の式と粒子の運動方程式を用いて計算することでスラスタ内部の物理現象の把握や,スラスタ設計のための開発ツールへの応用など行っている.
核融合の原理を使ったIECスラスタ
慣性静電閉じ込め(IEC)とは,核融合の分野で提案された,プラズマ生成と閉じ込めを同時にでき,高密度なプラズマを生成することが出来る技術であり,その技術を応用することで従来の推進機より高密度な推力密度や比推力の向上を目指している.