「航空宇宙学への招待」について
書名:航空宇宙学への招待
(五十音順)
油谷 俊治 | 新井 直樹 | 池田 知行 | 稲田 喜信 |
柴田 啓二 | 白澤 秀剛 | 田中 真 | 角田 博明 |
利根川 豊 | 中川 淳雄 | 那賀川一郎 | 中篠 恭一 |
中島 孝 | 野間 大作 | 比田井昌英 | 福田 紘大 |
堀澤 秀之 | 水書 稔治 | 三宅 亙 | 森田 貴和 |

〇 ページ数: B5判 並製 288ページ
〇 出版社 : 東海大学出版部 (2018/2/5)
〇 価格:4180円(税込)
〇 ISBN-10: 4486021681, ISBN-13: 978-4486021681
本書の特徴
本書は、航空工学および宇宙科学、宇宙工学への入門書としての位置づけを想定し、主に大学の学部初年次生を対象として書かれました。 航空と宇宙に関する幅広い分野を網羅しているので、学年が進んだ後でも主専攻以外の分野の概要を識るためにお使いいただけます。 また、特別な専門知識がなくても読み進められるようになっているので、航空宇宙系以外の専門家や学生の方々にも、この分野に対する幅広い知識を得るためにお使いいただけます。
全体は大きく4つの部分で構成されています。
導入編では、天文学の発達と大気の存在による飛行の起源について述べられており、この本の全体の背景を提示しています。
航空編は5つの章から構成されており、飛行の基礎理論から各種技術の解説、さらに航空操縦や運航に関することまで広い範囲を網羅しています。
宇宙編も5つの章から構成されており、まずロケットの発達による人類の活動領域の拡大、人工衛星の社会インフラシステムとしての利用、さらに惑星探査によるフィールドの拡大と、時代とともに拡がってきた宇宙利用の分野について述べています。
最後の展望編では、これまでに触れてこなかった話題をいくつか取り上げながら、地球から宇宙へと視野を拡大することで航空宇宙学が貢献しうる未来に対する展望を述べています。
総勢20名の執筆者の共同執筆により、幅広い分野を網羅するだけでなく、歴史的な背景から最新の話題も適宜取り入れることで、専門家の方々のみならず若い方々の関心を引き出すように工夫されています。また、オリジナルな図を含む多くの図版を掲載して、文章との繋がりが明確になるようにしてあります。
これから大学で学ぶ学生の皆さんや、航空宇宙の分野に興味を持たれた高校生・受験生の方々には格好の入門書となるでしょう。
また、入学後は専門科目を学ぶ道しるべとして、さらにはその中の専門を深く学び究める際には、航空宇宙学の幅広い分野と周辺の関連技術の関連性を理解するためにも、きっとお役に立てるでしょう。
これだけ広い分野を網羅した類書は、海外も含めてほとんど無いので、社会に出た後も辞典のように使うこともできるよう、充実した索引を載せています。
角田 博明
• 「航空宇宙学への招待」について
• 主な目次
• 「航空宇宙学への招待」ができるまで
• 各章の扉の舞台裏
• 表紙について−なぜ、メビウスの輪か
• 付録:全目次