筆者: 水書 稔治
当専攻では7月3日に,アメリカ航空宇宙局(NASA)Langley研究所のPaul M. Danehy博士による特別講演会「レーザー分光を利用した高速流れの定量的可視化計測」を開催しました.
本公演は,航空宇宙学専攻水書稔治教授の依頼により実現し、JAXAの協力、また、本学・科学技術総合研究所の後援も受け、当日は、学生や教職員約70名が出席しました。
今回の講演は,宮崎にて7/4~7/6に開催された日本航空宇宙学会第50回流体力学講演会に招待講演者として訪日した博士が,本学訪問に伴い開催されました.
博士と水書教授は,長年の共同研究関係があります.最初に、NASAで行われている極超音速機(スクラムジェット機)などの研究動向を説明し,極超音速機や火星突入カプセルの研究を進めるために開発したさまざまな風洞装置と研究成果を説明し,さらに,最新の成果として,「レーザー分光技術を使って超音速や極超音速状態での空気の流れを解析できる風洞装置(FLEET)」について紹介されました.
参加者からは,「高名な研究者の話を聞くことができ,とても光栄に思いました.さまざまな現象をどのような考えに基づいて可視化していくのかを学べました」「自分が携わっている研究の参考にもなり,また最新の研究動向を知る貴重な機会になりました.新しい発見に満ちた講演でした.」といった感想が聞かれました.
工学部オフィシャルサイトURL:
https://www.u-tokai.ac.jp/academics/undergraduate/engineering/
写真1.最新の研究成果について説明するDanehy博士
写真2.学生,教員も含め多数のご参加をいただきました
写真3.質疑応答の際に学生と議論する博士.
写真4.講演後,関係教員と.